来シーズンから(とちひめ )を始められる事になりました。
全国でとちひめを栽培しているいちご家は20軒ほどです。
25年程前、新品種としてとちおとめが誕生する際に最後の最後までとちおとめと新品種登録を争ったいちごです。
交配の掛け合わせ品種もとちおとめと同じになります。
個人的にはとちおとめが一番良いいちごだと思っていましてそれに僅差で迫っていたとちひめには大変興味がありました。
味は抜群に良いけど果肉が柔らかく輸送に不適で春先に高温になると果肉が赤黒くなりやすく規格外になりやすい等、栽培が難しいとの理由でとちおとめに敗れ長い間お蔵入りとなっていたとちひめですが、あまりに良いいちごだったので県の種苗センターが絶やす事なく育種を続けていたそうです。
でもやっぱりお蔵入りにしておくのは勿体ないとの事で時は経ちましたが県内のいちご屋で諸々の条件を満たせる県内の農園のみで栽培する事になりました。
条件は色々ですが簡単にご説明すると。。
出荷は認めず、いちご狩り又は直売にて販売する事。
この出荷を認めずの段階で殆どのいちご屋が対象から外れてしまうので、とちひめは県内でしか食べられない幻のいちごになったそうです。。
今回、苗の配布を受けるにあたり色々な人に間に入って頂き手にした親苗ですので大切に育てていこうと思います。。